おはようございます。
美容メンタリストatsushiです。
私は美容師として20年以上の経験があり、これまでに多くのお客様のヘアカラーに関する悩みを解決してきました。特に白髪染めに関する相談は多く、正しい知識を持つことが大切だと実感しています。
今回は、白髪染めを含むヘアカラーを効果的に行うために、注意すべき4つのポイントについてお話しします。これからカラーを考えている方、すでに定期的に染めている方にも役立つ内容です。
目次
1. これまでのカラーでかゆみが出なかったかを良く思い出す
これは本当に重要なポイントです。
一度でもカラーをした際にかゆみが出た経験がある方は、特に注意してください。カラー剤のメーカーや種類を変えたとしても、かゆみは再発する可能性が高いです。
「少しだけだから……」「すぐに収まるから……」と軽く考えてはいけません。
実際に、私のお客様の中にも「最後のカラーのとき、のどが詰まって息ができなくなり、死ぬかと思った」と話していた方がいました。これは完全にアナフィラキシーショックです。気道が塞がる危険性があるため、少しでも違和感を感じたら、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
2. 時間を守る
「箱に25分と書いてあっても、私は40分くらい置いちゃうの」という方がいらっしゃいますが、これはNGです。
なぜなら、表記された時間以上に置いても効果が上がるわけではないからです。
一般的に、カラー剤の効果が発揮されるのは30分程度。これ以上時間を置いても染まり具合が変わることはありません。それどころか、頭皮への負担が増えたり、髪が過剰にダメージを受けたりする可能性があります。
正しい時間を守って、確実に染めるようにしましょう。
3. 海藻カラーをするときは、他のカラーをやめる覚悟を持つ
最近(少し前からですが)、話題になった海藻カラー。
このカラーを選ぶ際は、慎重になる必要があります。
理由はシンプルで、海藻カラーをした後に通常のヘアカラーをすると、髪が緑色になってしまうからです。
海藻カラーは髪にしっかりと定着するため、通常のカラー剤と反応しやすい特性を持っています。その結果、思いがけない色に染まってしまうことがあるのです。
「海藻カラーを試したい」と思うなら、「もう美容室でのカラーはできなくなるかもしれない」という覚悟を持つことが必要です。
4. 明るくしたいからといって、急に明るいカラーを選ばない
これから暖かくなると、「髪色を明るくしたい」という気持ちが湧いてくる方も多いでしょう。
しかし、ここで一度立ち止まってください。
例えば、「前回まではダークブラウンで染めていたけれど、今回はナチュラルブラウンにしたい」と思っても、基本的にはうまくいきません。
なぜなら、カラー剤にはメラニン色素を壊す力はあっても、すでに髪に入った染料を壊す力はないからです。
つまり、いままで6番の明るさのカラーを使っていた人が、急に9番のカラーを使っても、
- 根元(新しく生えた部分)は9番の明るさ
- 毛先(既に染まっている部分)は6番のまま
という状態になります。
その結果、根元だけが明るくなり、毛先との差がはっきり出てしまいます。これでは、思い描いていた仕上がりにならず、不自然な見た目になってしまうでしょう。
もし明るくしたい場合は、美容室でブリーチや適切な方法を相談しながら、徐々に明るくすることをおすすめします。
まとめ
以上、ヘアカラーをする際に注意すべき4つのポイントをお伝えしました。
今はネットでさまざまな情報が溢れている時代ですが、それに振り回されず、自分に合った方法でヘアカラーを楽しむことが大切です。
正しい知識を持ち、安心してカラーを続けながら、自分らしくハッピーなヘアスタイルを楽しんでくださいね!